その命令は突然だった。それは「会社のホームページを開設せよ」という上司の命令。言っておくが私はホームページを自分で作ったことなど一度もない。というよりパソコンを使う事すらままならない状態だった。そんな自分が会社の顔であるホームページを作成することになるとは。インターネットを駆使し、ホームページとはどのように作るのかを調べる。
テキストエディタで作れるということを知った時は少し安心したが、いざHTMLを書けと言われるとさっぱりわからない。いろいろなサイトを見て回ったが、パソコン素人の私がわかるわけがない。さすがに投資なしでホームページ開設は無理だと判断し、ホスティングサーバーとホームページ作成アプリの購入を願い出た。投資に上司は躊躇したが、なぜそれが必要なのか十分に説明をし、購入させてもらうことができた。ホームページ作成ソフトは、ビジュアル的に直感のままホームページを作成できるソフトだ。HTML初心者の私でも簡単に扱うことができた。
テキストだけのサイトを作るのに時間はかからなかった。しかし殺風景なサイトである。そこで私はデジタルカメラを購入し、ホームページに写真を挿入した。するとどうだろう、殺風景だったサイトが一気に見栄えのするホームページになったではないか。私はその手軽さが気に入り、嫌々始めたのが嘘のようにホームページ作成にのめり込んでいくことになった。今では自分のプライベートサイトを運営し、趣味の域を超え生活の一部となっている。